コンドームは避妊目的だけではなく性病も予防できる

セックスを行う際に望まない妊娠を避けるために行うのが避妊です。
避妊にはいくつかの種類がありますが、男女ともに負担が少なく、また安価に出来るのがコンドームです。
コンドームはラテックスなど伸縮性に優れるシートを筒状にして男性器に被せるもので、着用することによって精液が女性の膣内に進入するのを防ぎます。
コンドームの選び方としては大きさが重要です。薄さなども選び方のポイントになりますが、しっかりとペニスにフィットしなければ十分な避妊効果を得られません。

ただしコンドームによる避妊は100%ではなく正しい装着をしなければその効果を得ることはできません。
例えば精子は精液だけに含まれるものではなく興奮状態になると尿道内に分泌されるカウパー液にも含まれることがあり、射精を伴わないペニスの挿入でも妊娠する可能性があります。
また男性器は射精後に勃起が収まってしまいますが、この際に膣内に挿入した状態であると精液が膣内に進入する場合があります。
このほかにも何らかの理由で穴が空いたり、破れたりするとその効果は得られません。
このためコンドームを使用する際にはそれらのリスクも考慮した上で行うことが確実な避妊を行うためにも大切です。

一方でコンドームは避妊目的だけでなく性病予防にも効果があります。
性病は濃厚な接触、すなわちセックスによって感染する感染症のことです。
性病の種類としては寄生虫、細菌、真菌、ウイルスなどの種類がありますが、いずれにしても感染源が感染しやすい部位と長時間密着することによって感染します。
この際に感染しやすい場所が男性器と女性器です。
寄生虫、細菌、真菌などは比較的表面に存在するため直接接触することで感染しますが、ウイルスなどは精液や膣内分泌液に含まれ、それらが身体に付着して体内に進入することで感染します。
ここから感染した性病の原因は、必ずしも増殖するものとは限らず、多くは身体の免疫によって排除されますが、一度増殖し始め放置すると、さまざまな症状を発症させます。
このため性病予防をする上でも感染を防ぐためにセックスをする際にはコンドームの使用がもっとも有効な方法です。

性病に感染して放置しておくと不妊症になることもある

性病に感染して放置してはいけない理由としては本人が将来的に健康を害する症状を発症することのほか、パートナーへの感染、不妊症、母子感染などがあります。
また性病によってもたらされる健康リスクとしてはガンになったり重症化して死亡することもあります。
いずれにしても感染が疑われたら病院で治療を受けることが大切です。

ただ性病といってもその種類はさまざまでリスクも種類によって異なります。
基本的に性病が悪化して不妊症になるプロセスとしては男性の場合には尿道炎が発症して精巣上体炎となり精子の通り道が閉鎖されて精子が作れなくなることで、無精子症になります。
また女性の場合には子宮頸管炎になり子宮内膜炎、卵巣炎となって排卵障害を起こし、さらに骨盤付属器炎により卵管の通過障害などが現れます。
つまり性器周りの炎症により妊娠が出来なくなるというものです。

一方で性病そのもので不妊症となるのが梅毒、淋病、トリコモナス、クラミジアです。
梅毒の場合には神経梅毒という神経障害を起こし勃起障害になります。また梅毒そのものは完治することが難しく薬を服用して症状を抑えることになります。
また淋菌、トリコモナス、クラミジアでは精子や卵子の通過障害を起こすことがあり、射精出来なかったり、卵子が子宮まで到達しなくなり妊娠が難しくなります。

いずれにしても性病を放置して症状が出てからでは完全に治癒することは難しく、コンドームの着用による性病予防が重要です。
またせっかくコンドームを着用しても正しい装着をしなければその効果を発揮することができません。
それでも性病感染を完全に阻止できるわけではなく症状が出た場合には性病検査を行って性病に感染していないか確認することや、感染していたら早期治療を行うことが大切です。

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